学校の教員という仕事が一番好きです。でも日々何か変だな~と感じていました。そこで学校や教育について書いていきたいと思います。

冗談はさておき

教育

新型コロナウイルスで不登校問題をぶっ飛ばす

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新型コロナウイルスで緊急事態宣言が出され、生活が一変したが、前向きに考えようとするコメントも出されている。           

「子供の習い事が中止となり、送り迎えの慌ただしさがなくなった。ゆったりとした時間を過ごせるようになった。」などである。

自分としては特に「スペインの感染者数が報道され、子どもが自分でスペインについてテーマを決め(歴史・文化・食)、辞典やインターネットで調べ、学ぶようになった。」に反応した。

このコメントを読んで、「家庭で学ぶ」、つまりホームスクーリングと同じであると思った。一般的には家庭学習とくくられそうだが、その意味の違いは大きい。

ホームスクーリングとは、イジメや校内暴力その他の問題で家庭で学ぶことを選択した人々が、教材を購入し、サポート役は母親などが務める。一日のスケジュールは子どもが母親などと相談して決める。

昼食作りも家庭科の授業となり、親子でパン作りは楽しい。ついでに人類と小麦の関係も学べば世界史と地理の授業である。体育は近所の公園やプールなどの施設を利用したり、クラブに参加する。

取り組んだ内容はまとめて教育委員会に提出し、学んだ(履修した=りしゅうした)ことを認めてもらう教育システム。

アメリカには「不登校」という言葉が存在しないと聞いたことがある。あるのかも知れないが自信を持って「ない!」と言った人がいる。

なぜならアメリカではホームスクーリングのほかに公立学校、私立学校、(注)チャータースクール、フリースクール(オルタナティブ・スクール)など多様な学ぶ方法が用意され、子どもたちは選択することができるからである。

今回「在宅勤務で家族との時間が取れるようになり、臨時休校だから子どもとジョギングをするようになった。さらにマラソン大会参加の目標を立てた。」といったコメントも出ていた。

そしてセンモンカやチシキジンと呼ばれる人々が、新聞やテレビなどマスコミを通じて「テレワークを進め、働き方改革につなげ・・・」といったコメントを出す。

もちろん「働き方改革」も大切だが、このような大変な状況をプラスにとらえるべく、日本は「学び方」についても改革してほしい。「タブレットで学習しています。」といった表面的な枝葉末節な話ではなく、これを機にもっと根本的な教育の問題につなげて欲しい。

教育改革といった複雑で現場の教員がかかえる問題や悩みに直接結びつきそうもなない、教員の疲労感が増しそうな議論よりも、もっとシンプルに即実行できることに取り組んで欲しい。

ならば、どうすればよいのか?

答えは簡単明瞭、実にシンプルである。

「学び方の選択肢をふやす、自分で選択できるようにする」

教育問題を解決する強力な起爆剤になる。むずかしく言うとレバレッジが効く。

必ず「不登校」の解決にも大きな影響を与える。

教育は激変する。

いやっ、一変する。

(注)チャータースクール ⇒ アメリカ発祥の教育機関。保護者や地域住民、団体などが「エリート養成」「芸術重視」「体力重視」など目的を明確にして設立。地域の教育委員会に申請し、認可(チャーター)されたら公的補助を得ながら運営する。3年間などの期限を区切り、運営内容が審査され、閉校になることもある。2016年時点でアメリカにはチャータースクールは6,855校あり、全米の公立学校数の7%を占める。単純に人口比で比較すると日本には約2000校以上のチャーター・スクールがあってもおかしくないのだが。

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