学校の教員という仕事が一番好きです。でも日々何か変だな~と感じていました。そこで学校や教育について書いていきたいと思います。

冗談はさておき

ドットコ日記  一歩すすんで二歩よろける <しまなみ海道&瀬戸内編>13

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8月4日(月)Part3

パンク発生。

実は、尾道で初めて輪行バッグから自転車を取り出したとき、チューブのバルブが斜めになっていた。若干だったのでいつものテキトー癖がでて「まあ、いいっか!」と判断したのだ。

下り坂を快調に走っていると、プラスチック片がスポークをたたくような音。しだいに音の間隔が速くなり、最後は、プシュッーの音とともに前輪が沈みこんだ。タイヤも裂けた。

周りを見渡しても、多数の看板と畑の真ん中に自動車整備工場がポツンと1軒屋状態。

しかたがないので自動車整備工場まで行ってみた。サビれた廃車が積み上げられ、手前のシャッターも降りている。その向こうに行ってみると、いたいた。

藤村俊二風田舎のオッチャン系整備士(以下、オヒョイさん)とスポーツ刈り系春風亭小朝風整備士のオッチャン。2人はしゃがんで煙草を吸っていた。

2人によると2kmもどれば自転車屋さんがあるとのこと。目の前に軽トラックがあるが、貸してくれそうな雰囲気なし。それでも2km離れた自転車屋さんに電話してくれたが、ご主人が不在で対応できないとのこと。

隣の大きな町に行けば、自転車屋はもっとあるとのことだが、なんたって距離10㎞以上もある。

「この辺でヒッチハイクは無理だな~」と言われ、オレは両手を膝についた。ついたついでに「せっかく飛行機に乗ってはるばるやって来たのに・・・」とガックリとうなだれた。

その時、オヒョイさんの目がキラリと光った。「オレの兄貴は、あんたの地元の隣の町にいるんだ。」。

俺はここぞとばかりに「その町はオレの職場のすぐ近くですよ。1㎞もないですよ。」と返した。

そのあとはオレは頭の中で共通項を速攻で検索し、オヒョイさんに話題を振りまくった。

形勢を五分(ぶ)に持ち込んだあとは、さらにウナズキ攻撃、アイヅチ攻撃の波状タスキ掛け(注)X攻撃である。

こうなれば、アキちゃん級のセールストークの必要もなく、赤子の手を捻るように勝利した。

(注)X攻撃 ⇒ 1964年TBS放送、バレーボールのスポコンドラマ「サインはV」でここぞという時に登場した必殺スパイク。

ちなみにオヒョイさんによると、お兄さんは地元の高校を卒業後、わが地元に移住。月賦販売の仕事に就き、今は退職して電柱の穴掘り年金生活をやっている。お兄さんの長男の結婚式で4年前にわが故郷に来たことがあるそうだ。長女の結婚式でも、わが地元に来るそうだ。

ここまでお互い自己開示?をすればもう大丈夫。沖縄方言「いちゃりばちょーでー」(一度会ったらみなお友だち)の精神ここにありだ。

オヒョイさんは、丁寧にもチューブに2枚もゴムを貼り、さらにチューブの切れ端を包帯のように巻きつけてくれた。

応急処置完了。

修理代金800円で旅の楽しい出会いがあった。

 

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